散歩道 〜みろく自然公園〜
写真日記
撮影日:2021/01/03
いや、なにもそんな遠くに出かけるまでもない。わが家を出て、ほんのわずか歩いただけでも、それは「旅」と言えるのだ。蕪村が詠んでいるように。蕪村は、そうした旅を心ゆくまで味わうことのできる詩人だった。次のような句が、彼の旅を見事に表している。
門を出れば我も行人秋の暮れ
花に暮れて我家遠き野道かな
このような一瞬を心に刻むことのできる人、そうした人こそ、真の旅人であり、その一瞬を発見しに行くことこそ、本当の旅なのだ。とすれば、旅は失われるはずがない。いかに時代が移ろうと、環境が変わろうと、ぼくたちは、一瞬、一瞬を旅しているのである。そして、そのような瞬間に会いに行くことが、旅の本質だと、ぼくは思う。ただ、ひと昔前の人とちがって、現代人は、その一瞬を、うかうかと見逃しているにすぎない。
(森本哲郎『旅の半空』から)
旅の記憶も薄れるようになって、気持ちが凹みそうですが、四国新聞に掲載されていた中学生向けの紙上ゼミで、胸に響く言葉に出会いました。
長い自粛生活で凹みかけた気持ちが、少し晴れたような気がしました♪
今日の写真も、ほんのわずか車で走った「みろく公園」から(^^)
去年の写真の撮影日をみて、サザンカの花びらの絨毯を期待して行きました。
今の時期は、水仙とロウバイとサザンカ♪




去年、公園のスタッフさんに教えてもらった路。手前にいれるサザンカを探しましたが、ちょっと遅かったのかな、、、(^^;
花はタイミングが難しいですね。

また、ほんの少し歩き、一瞬を発見しに行きたいと思います!


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